こんにちは、横浜marriage友葉の渡部(通称:バタコ)です。
さて、今回のブログは婚活の履歴書と言われるプロフィールについて。
就職活動でいえば一次選考の書類審査、書き方によってこうも印象が違ってくるの?ということを書いてみました。
長文になりますが、よろしければお目通しを…
■結婚相談所の婚活に使うプロフィールとは
まず初めに、結婚相談所で使うプロフィールについてご説明します。
友葉が加盟する連盟(IBJ)のプロフィールは、以下のようなたくさんの項目で構成されています。
- 基本情報(生年月、居住地、身長/体重、血液型、続柄、最終学歴、年収、職業、勤務地)
- 自己紹介/担当カウンセラーからのPR
- 趣味/趣向など(出身地/国籍、婚姻歴、子供の有無、趣味、資格、資産、お酒/タバコ)
- お相手への希望(お相手への希望、希望年齢、同居、子供、婿養子、再婚)
- 結婚観(趣味などへのお金の使い方、家事分担、育児分担)
- 家族構成(生年、居住地、職業、最終学歴、同居or別居、既婚or未婚)
❷の自己紹介は文章なのでそれなりの労力がかかりますが(友葉は代筆承ります笑)、基本的には選択肢があったり箇条書きで項目を埋めていくだけの簡単なものです。
ただ簡単であるがゆえに、所々に罠が仕掛けられていると思ってください。
事実は事実として嘘偽りなく記載する必要はありますが、自分の思いだけで記載してしまうとお見合いに辿り着けなくなってしまう項目がありますので注意が必要です。
以下では特に重要な3つの項目についてご説明します。
■超重要項目その1:家族との同居について
他のプロフィールがどんなに良くても、たった1つの内容でお見合いに辿り着けない項目があります。
それがこちらの項目です。
【自分家族同居】
希望する or 希望しない or こだわらない
婚活ではなく自然に出会った人でも、同居前提ということがわかった段階でお別れになるほど、今の時代に同居を許容してくれる人は少ないです。
そんな時代なので、プロフィールから入る婚活で同居を望むことは、年齢を+10才するくらいのインパクトがあると考えてください。
さて、それをご理解いただければ、この「自分家族同居」の最適解がわかりますよね。
はいそうです、同居が結婚の絶対条件でない限り「希望しない」一択です!
“希望”という言葉に騙されて、「同居してくれたら嬉しいな」程度で「希望する」を選んでしまうと、「嫌なら別居で構わないよ」という真意を伝える機会は永遠に訪れません…。
では「こだわらない」という選択肢だとどうでしょうか。
“こだわらない=こだわりがない”と一見柔軟なイメージに見えますが、「希望しない」を選んでいない以上、同居の可能性を連想させてしまいます。
なので同居でも別居でもどちらでも構わない場合は、「希望しない」が正解です。
ちなみに、「相手家族同居(かまわない or 難しい or 要相談)」を「難しい」とすることについてはマイナスにはなりません。
ただ「自分家族同居」を「こだわらない」とした上での「難しい」は、結婚したら自分の家族を優先したいのかなというイメージが先行してしまうので、
その場合は「要相談」を選択しましょう。(もちろん同居でも良いという寛容な方は「かまわない」を選ぶと喜ばれます)
■超重要項目その2:家事/育児分担について
少し前に新たに追加された「結婚観」の中の「家事分担」と「育児分担」。
ともに選択肢は以下の通りです。
【家事/育児分担】
積極的に自分がしたい or 二人で分担したい
or 相手に任せたい or お相手と相談したい
(育児分担のみ:or 子供を希望しない)
これはとても難しい項目で、共働きを希望するか専業主婦(主夫)を希望するかで同じ選択肢でも印象が違ってくるものになります。
ただ、どのパターンでも一番好印象と言えるのは「積極的に自分がしたい」なのは間違いありません。
ですが共働き前提で婚活する場合は、これを選ぶと最初からハードルを上げてしまうことになるので注意が必要です。
ということで、こちらは選択肢別に見ていきましょう。
a.積極的に自分がしたい
こちらは男性女性に関わらず、また共働き希望でもそうでなくても一番好印象の選択肢です。
本気であれば迷わず選びましょう!本気であれば!
またこれも男性女性に関わらず、自分より年収の高い人との結婚を望んでいる場合は
この選択肢を選ぶことで、「家事/育児をお相手にしてもらいたい!」と考えている人とお見合いできる確率が上がります。
b.二人で分担したい
男性女性に関わらず共働き希望の場合、基本はこの「二人で分担したい」を選んでおけばマイナスにはなりません。
ただこの選択肢は、自分が高収入か低収入かで印象が変わってしまうので注意が必要です。
・自分が高収入の人
この選択肢を選ぶことで、「たとえお相手が低収入でもお相手に家事/育児を丸投げしません」というアピールになるので好印象です。
・自分が低収入の人
この選択肢を選ぶことで、「たとえお相手が高収入でも家事/育児は平等に分担して欲しいです」という強気なイメージができてしまうのでマイナスになります。
c.相手に任せたい
男性女性に関わらず、お相手に専業主婦(主夫)を希望する人(=自身は高収入の人)以外は絶対に選んではいけない選択肢です。
理由は言わずもがなですよね…。
d.お相手と相談したい
こちらも「二人で分担したい」と同様に、“お相手に家事/育児を丸投げ”という印象にはならないのですが、敢えて「二人で分担したい」を選ばなかったのは何故だろう?という疑問を相手に抱かせてしまう選択肢です。
大抵は「仕事が忙しいからやりたくてもできないのかな?」
という推測になるのですが、年収が低い場合は非常にマイナスポイントになってしまうので、代わりに休日に家事育児を頑張る!という思いを込めて、「二人で分担したい」とした方が良いです。
逆に年収が高い場合は、「丸投げにはするつもりはないけど完全平等は厳しいかも…」という意思表示になり、お相手の負担が大きくなるかも?という推測はされますが、
年収が高いのならやむを得ず…と思ってもらえるケースが多いです。
■超重要項目その3:お相手への希望/相手希望年齢について
選択肢がない分、一番の罠かもしれないのがこの「お相手への希望」と「相手希望年齢」の項目。
フリー記述は人間性がそのまま評価されてしまうので、下手なことを書くくらいなら空欄の方がマシ!
そのくらいとても大事な項目なので、1つずつ見ていきましょう。
a.お相手への希望
この項目は一見「こんな人と結婚したい!」と頭の中で思い描く理想の人を書く欄と思いがちですが、この項目が難しいのは、あまり複数を書けないことと何故それを希望するのかを書けないことです。
そうなると、読んだ人は「なぜこの人は敢えてこれを書いたのだろう?」と推測することになります。
たとえば以下の記述。
書く方はあまり意識せず書いてしまいがちですが、読む方はこんなことを思っているかもしれません…
価値観が同じ方 → 全ての価値観が同じわけがないのに、相手の価値観を受け入れる気がない?
気遣いができる方 → 自分に気を遣ってほしいってこと?
家族と仲良くできる方 → 仲良し家族の人?私より自分の家族を優先しそう…
お互いを高め合える方 → 何を高め合うの?家庭ではゆっくりしたいのに…
自立している方 → お金に厳しい?私が自分の親と頻繁に会うのを嫌がりそう…
家庭的な方 → 良妻賢母を求めてる?
コミュニケーションがしっかりとれる方 → 自分はできていることが前提?上から目線!
尊敬できる方 → この人にとっての尊敬ってなんだろう、面倒そうな人…
と勝手に想像されてNGとなってしまう可能性があります。
なのでもうここは無難に「思いやりのある方」とか「優しい方」とか、そうでなければ「そりゃそうだよね」と誰もが思うくらい当たり前のことを書いて、
詳細は“こんな方とこんな結婚生活を送りたい”と自己紹介の項目に書くことをお勧めします。
b.相手希望年齢
この項目は間違えると本当に一発アウトです。
これだけで、その人が自分自身の立ち位置をどう見ているかがわかってしまう項目です。
よく見かける、40代男性の「30代まで」という記述。
子供が欲しいからという理由はよくわかるのですが、たとえ30代の女性でもこれを見て「自分のことを棚に上げて!」といい気はしません…。
もちろん希望はあって良いのですが、それを公開してしまうことがマイナスになってしまうということを理解しましょう。
それにこの項目は、結局どれだけしっかり書いたところで、希望外の年齢の方からも普通に申し込みはきますし、希望外の年齢の方への申し込みも普通にできます。
それならば書く意味はないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、書くことでプラスに見せることができるのもこの項目なのです。
たとえば40代前半の男性が相手希望年齢に“40代まで”と書いた場合。
女性を年齢では見ていない人なんだな、といい人に見えませんか?
たとえば30代前半の女性が相手希望年齢に“40代前半まで”と書いた場合。
人柄を重視して婚活をしているんだな、といい人に見えませんか?
どんな年齢を書いたところで、お見合いを受ける受けないの判断は年齢だけではありませんので、お断りしても「話が違う!」とはなりません。
相手がどう受け取るかなので最適解を挙げるのは難しいのですが、少なくともマイナスな印象を与えないためにも“自分の年齢+5才”程度は書いておくことをお勧めします。
■おわりに
プロフィールの罠、いかがでしたでしょうか。そこまで考える必要があるの?と怖いですよね…汗
婚活におけるプロフィールは、自己紹介であるとともに、自分を結婚相手として推薦するものでもあります。
「これを読んだ人がどう思うか?」ということを最大限意識して、少しでもマイナス要素を減らし、プラス要素を盛り込むことが大切です。
そしてさらには
「“自分が希望するお相手”が希望する人ってどんな人だろう?」
と想像力を膨らませてプロフィールを作ることができれば、たくさんのお見合いに結びつくことにもなります。
婚活中の皆様、是非素敵なプロフィールを作ってたくさんお見合いをしてください!(是非友葉で!笑)